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産学官連携による実証実験開始のお知らせ

福岡県中間市が「ウイルスから守る安全空間」づくりとして取り組んでいる高性能光触媒(九州工業大学・横野照尚教授発明)の実証実験において、HACCPジャパンは連携協定を結び2021年7月15日に実証実験を開始いたしましたのでお知らせいたします。

1.背景

今回の実証実験は、生活空間の衛生状態の『見える化』を目的とした、福岡県中間市×九州工業大学/横野照尚工学博士研究チーム×株式会社ProtectONE×株式会社HACCPジャパンでの産学官連携で行っております。HACCPジャパンは、国内で唯一室内の空気を収気し短時間での菌数の変動数を測定する技術を持つことから、空気中の菌数測定という面で参画いたします。

2.概要

弊社が取扱う、“コリオリスコンパクト”は、高速で空気を大量吸引(1分間で50L)し、ウイルス・細菌・真菌・花粉等を捕集いたします。次に、微生物蛍光画像測定機BACTESTER 01(以下、「バクテスター」といいます)にて、菌数を測定いたします。

菌数を迅速に測定可能

バクテスターは、菌を培養することなく一般細菌数(生菌・死菌)を迅速に計測することが可能です。一般細菌数を調べる場合は培養に48時間かかるところを、バクテスターを使用することにより、菌数の測定を約5分で菌数の測定を行うことができる画期的なものとなります。福岡県中間市のホームページにて、今回の実証実験開始にあたっての会見の概要が掲載されておりますので、ご確認いただけます。http://www.city.nakama.lg.jp/hayamimi/20210715virustest.html

3.今後の見通し

弊社は衛生コンサルティング事業として新型コロナウイルスに端を発し目に見えないウイルス感染への脅威から衛生への意識が高まる中、人や物に安全・安心な「クロラス除菌ウォーター」(亜塩素酸水)を微細ミストにして空中噴霧できる「空間除菌デバイスDevirus AC(デヴィルスエーシー)」と「クロラス除菌ウォーター」をバンドルして販売展開する他、飲食店向けHACCP(※1)制度対応サービスにおける菌検査事業を行っております。

安心安全な暮らしへ導く

バクテスターを活用することにより、検査事業においても菌を培養する必要がないため、食品関係に限らず素材、化学、医薬、または物流分野に至るまで幅広く活用でき、様々な業態から引きあいが増加しております。現段階における連結決算にえる影響については軽微であると認識しておりますが、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示いたします。弊社は、新型コロナウイルスに端を発し目に見えないウイルス感染への脅威から衛生への意識が高まる中、今後も衛生コンサルティング事業として国民の皆さまの安心安全な暮らしの支援、健康維持そして生活の質向上につなげてまいります。


(※1)HACCPとは「Hazard(危害)」「Analysis(分析)」「Critical(重要)」「Control(管理)」「Point(点)」という言葉の略語で、食品を製造する際に安全を確保するための管理手法のことを言います。


【本件に関するお問合わせ】
株式会社HACCPジャパン TEL:092-720-5470(平日10:00~18:00)